ようやく。

※ただのお気持ち表明です。にわかが何か言ってるだけなので、真面目に読むのはオススメしません。

 

wowakaさんが亡くなってから、どうしてもwowakaさんの曲が聴けなくて、最近ようやく聴けるようになってきたので、ちょっと書いてみようかなと。

初めて聴いたのは「とおせんぼ」だったのをよく覚えてる。当時は現実逃避Pって呼ばれてて、サムネがシンプルだったからジミーサムPとよく一緒に名前が上がってたイメージ。

裏表ラバーズとか、ローリンガールとか、ワールズエンド・ダンスホールとか、めちゃくちゃに有名になる曲を作って、それがゲームにも収録されて、ライブでも演奏されて。でも、徐々にボーカロイドで曲を作ることが減ってきてたなーって感じてもいた。

けど、いきなり初音ミク10周年の時にアンノウン・マザーグースを発表して。とにかくもう嬉しくてひたすら聴いてたな。wowakaさんがどんな気持ちであの界隈を見ていたのか、なんとなく伝わってきて、嬉しいような、少し悲しいような。

 

その1年後くらいにヒトリエの曲を初めて聴いて、なんでもっと早く聴かなかったんだろうって思った。歌うのがミクじゃなくても、アンノウン・マザーグースは圧倒的に彼らの曲だった。今聴いてもそう思う。

初めて聴いたアンノウン・マザーグースはwowakaさんのミクの曲で、ヒトリエのアンノウン・マザーグースを聴いた後はヒトリエの曲にもなって、なんなんだろうなこれ。とにかく、元々好きだったこの曲はもっと好きになった。

マジカルミライ2018の開演前、

「アンノウン・マザーグースやってくれないかなぁ」

なんて友達と話してて、実際演奏された時は泣きながら腕振った。最高だった。

 

ヒトリエの新曲をリアルタイムで聴いたのはポラリスだったかな。先行配信で聴いてめっちゃ好きになって、その時はまたひたすら聴いてた。日常と地球の額縁もめちゃくちゃよくて、ヒトリエのwowaka曲がとにかく楽しみだった。

 

HOWLSが発表された時、久しぶりにCDを買った。先行で聴いてたSLEEPWALKがアルバムの中では一番好きで、歌詞覚えるくらい繰り返し聴いて、発売されてからも聴いて、なんて言うかミクに歌わせていた頃のwowakaさんみたいだなって思ってた。

 

wowakaさんのミクに対する接し方と言うか、愛と言うか、又聞きみたいな情報しかないけど、ずっと大切にしてくれていたんだろうなぁと思う。マジカルミライで自分の曲を演奏することに関しても快く承諾してくれたようだし、もちろん10周年の時もそう。だからこそヒトリエを聴こうと思えたし、wowakaさんにとってミクは踏み台ではなかったんだなって思えたことがすごく嬉しかった。

もちろん、ボーカロイドを踏み台にしてる人はほとんどいないと思うんだけど、それでも界隈が好きな身としてはそこを忘れないでほしいと思ってしまうし、だからこそその姿勢が嬉しかった。

 

そうやってヒトリエの活動を追い始めた頃に、wowakaさんが亡くなった。

あちこちのニュースサイトで記事になったし、Twitterでもめちゃくちゃに騒がれた。でも全然信じられなかった。

彼には会ったこともないし、もちろんライブも行ったことがない。でも自分の中に間違いなく存在している人で、その部分がごっそり抜け落ちてしまったことを受け入れられなかった。今スピーカーから流れている歌声は、もう2度と聴くことはできない。そう考えると悲しすぎて、大好きだったヒトリエの曲が全然聴けなくなった。

 

でも、6月1日の「wowaka追悼 於 新木場STUDIO COAST」でアンノウン・マザーグースを歌う前、シノダが

「wowakaより愛を込めて」

って言って歌い始めた時、ハッとして。そこで何か変わったなって思う。

もちろん今でもまだ、聴いてると悲しくなるし、気分によっては聴けない時もある。けど、彼の曲を聴かない、ってのは自分から離れていってしまうのと同じだなって。

 

マジカルミライ2019ではwowakaコールがあって、もちろん号泣しながらローリンガールで腕振った。wowakaコールができる人たちと一緒に、彼の曲を歌うミクを見ることができて、よかったと思う。BDで見返しても号泣したけど、本当に彼の曲に出会えてよかった。

 

これから先、ずっと彼を忘れることなく生きていくんだと思うけど、それはそれだなと思えるようになった。まだしんどさはあるけど、それでいい。無理に気を逸らしたりしなくていい。

wowakaさんありがとう。どうか安らかに。